كيفية صلاة النبي ﷺ (ياباني)

كتاب كَيفِيَّةُ صَلَاةِ النَّبِيِّ ﷺ لخَّص فيه سماحة الشيخ عبد العزيز بن باز رحمه الله صفة صلاة النبي ﷺ، بأسلوب سهل ومنهج دقيق، مستندًا إلى النصوص الصحيحة، ليكون هاديًا للمسلم في صلاته، وقد بيَّن فيه أركان الصلاة وسننها وصفاتها من الوضوء إلى التسليم، جامعًا بين الدليل والبيان، داعيًا إلى الاقتداء الكامل بالنبي ﷺ في أعظم عبادة.

  • earth 言語
    (ياباني)
  • earth 著者:
    الشيخ عبد العزيز بن عبد الله بن باز

その他の翻訳 77

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كَيْفِيَّةُ صَلَاةِ النَّبِيِّ صَلَّى اللَّهُ عَلَيْهِ وَسَلَّمَ

 

預言者

(彼にアッラーの祝福と平安あれ)の礼拝の仕方

 

 

لِفَضِيلَةِ الشَّيْخِ العَلَّامَةِ

عَبْدِ العَزِيزِ بْنِ عَبْدِ اللَّهِ بْنِ بَازٍ

غَفَرَ اللَّهُ لَهُ وَلِوَالِدَيْهِ وَلِلْمُسْلِمِينَ

 

シェイク

アブドゥルアズィーズ・ブン・アブドッラー・ブン・バーズ

 

 


بِسْمِ اللَّهِ الرَّحْمَنِ الرَّحِيمِ

 

預言者

(彼にアッラーの祝福と平安あれ)の礼拝の仕方

慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において

全ての賞賛は唯一アッラーにこそあれ、そしてそのしもべであり使徒である私たちの預言者ムハンマドと、その一族、その教友たちに祝福と平安あれ。

これは、預言者(彼にアッラーの祝福と平安あれ)のサラー(礼拝)の特徴を簡潔に説明した内容であり、全ての信仰者がこれに目を通し、その点において預言者を見習うよう精励することを願って提示するものです。預言者(彼にアッラーの祝福と平安あれ)は、こう言いました:

(صَلُّوا كَمَا رَأَيْتُمُونِي أُصَلِّي).

「私が礼拝するのを見た通りに礼拝しなさい」1 説明は以下の通りです:

1-アッラーが命じられた通りに、ウドゥーを完全なものにすること。至高なるアッラーは仰せられました:

﴿يَٰٓأَيُّهَا ٱلَّذِينَ ءَامَنُوٓاْ إِذَا قُمۡتُمۡ إِلَى ٱلصَّلَوٰةِ فَٱغۡسِلُواْ وُجُوهَكُمۡ وَأَيۡدِيَكُمۡ إِلَى ٱلۡمَرَافِقِ وَٱمۡسَحُواْ بِرُءُوسِكُمۡ وَأَرۡجُلَكُمۡ إِلَى ٱلۡكَعۡبَيۡنِ...﴾

信仰する者たちよ、あなた方が礼拝を意図した時には、自分たちの顔と、両腕を肘まで洗い、頭を撫で、両足をくるぶしまで(洗え)... [食卓章:6] 節

預言者(彼にアッラーの祝福と平安あれ)の言葉:

َا تُقْبَلُ صَلَاةٌ بِغَيْرِ طُهُورٍ).

「アッラーは浄めなくしての礼拝はお受け入れにはなられない」2

預言者(彼にアッラーの祝福と平安あれ)は礼拝を正しく行わなかった者に言いました:

(‌إِذَا ‌قُمْتَ ‌إِلَى ‌الصَّلَاةِ، ‌فَأَسْبِغِ ‌الْوُضُوءَ).

「礼拝のために立ち上がた時には、ウドゥーを完全にしなさい。」3

2- サラーを行う者は、どこにいようとも、その全身をもってキブラ、つまりカアバ殿へと向かいます。そして心の中で、義務のサラーであれ任意のサラーであれ、自身が行おうとするサラーを意図します。意図を舌で口に出すことはしません。なぜなら、預言者(彼にアッラーの祝福と平安あれ)も、彼の教友たち(彼らにアッラーのご満悦あれ)も意図を声に出して唱えることはなく、それはイスラーム法で定められていないどころか、ビドゥア(法的典拠に基づかない物事のこと)だからです。イマームとして、あるいは一人でサラーを行う場合、自身の前方にストラ(仕切り)を置き、それに向かってサラーをします。キブラの方角を向くことはサラーにおける条件ですが、ウラマー(イスラーム学者)たちの書物において明らかにされている、いくつかの周知の例外的な場合を除きます。

3-タクビーラトゥ・アル=イフラーム、つまり「アッラーフ・アクバル(アッラーは偉大なり)」と言い、視線をサジダの位置に向けます。

4-タクビールの時、両手を両肩の位置、または両耳の位置まで上げます。

5-右手を左手、手首、前腕の上に重ねて、胸の上に置きます。これは預言者(彼にアッラーの祝福と平安あれ)から確証されているためです。

6-イスティフターフ(礼拝開始)のドアーを読みます:

(اللَّهُمَّ بَاعِدْ بَيْنِي وبيْنَ خَطَايَايَ، كَمَا بَاعَدْتَ بيْنَ المَشْرِقِ والمَغْرِبِ، اللَّهُمَّ نَقِّنِي مِنَ الخَطَايَا كَمَا يُنَقَّى الثَّوْبُ الأبْيَضُ مِنَ الدَّنَسِ، اللَّهُمَّ اغْسِلْ خَطَايَايَ بالمَاءِ والثَّلْجِ والبَرَدِ).

「アッラーよ、あなたが東西の間を遠く隔てられたように、私と私の過ちの間を遠く隔てて下さい。アッラーよ、白い服が汚れから清められるように、私を私の過ちから清めて下さい。アッラーよ、水と雪と雹で私を私の過ちから洗い清めて下さい。」4

もしくは、次のように言います:

(سُبْحَانَكَ اللَّهُمَّ وبِحَمْدِكَ، وَتَبَارَكَ اسْمُكَ، وَتَعَالَى جَدُّكَ، ولَا إلَهَ غَيْرُكَ).

「(あらゆる欠陥や不完全性から遥かに無縁な)崇高なアッラーよ、あなたを讃美します。あなたの御名は祝福に溢れ、あなたのご偉力は至高です。あなたの他に真に崇拝すべきものはありません。」5 預言者(彼にアッラーの祝福と平安あれ)から伝わる他の確かな礼拝開始の祈りを唱えても差し支えありませんが、より完全に倣うために、ある時はこちらを、またある時はあちらを、というように使い分けるのが最も望ましいです。次にタアウウズとバスマラを唱え、アル=ファーティハ章を読みます。それは、次のような(預言者の)お言葉があるからです:

(لَا صَلَاةَ لِمَنْ لَمْ يَقْرَأْ بفَاتِحَةِ الكِتَابِ).

「クルアーンのアル=ファーティハ(第1章の開端章)を誦まない者の礼拝は無効である。」6 そしてその後に「アーミーン」と唱えますが、それは声を出して読むサラーでは声に出し、声を出さずに読むサラーでは声に出さずに行います。それからクルアーンの中から、いずれか適当な箇所を読誦します。そしてアル=ファーティハ章の後には、ズフル、アスル、イシャーでは中くらいの長さのアル=ムファッサルから、ファジュルでは長めのものから、そしてマグリブではその件に関して伝えられているハディースに則り、時には長めのもの、また時には短めのものから読むのがより望ましいです。

7-「アッラーフ・アクバル」と言いながら、両手を両肩か耳の位置まで上げてルクーゥします。頭を背中と同じ高さにし、指を開いた両手で両膝をつかみます。ルクーゥの姿勢では落ち着き、「スブハーナ・ラッビヤルアズィーム (私の偉大な主に称えあれ)」と言います。これを3回かそれ以上繰り返すのがよりよく、それに加えて次のように言うことも勧められています:

(‌سُبْحَانَكَ ‌اللَّهُمَّ ‌وَبِحَمْدِكَ، ‌اللَّهُمَّ ‌اغْفِرْ ‌لِي) .

「アッラーよ、あなたに賞賛と讃美あれ。アッラーよ、私(の罪)をお赦し下さい。」7

8-ルクーゥから体を起こし、両手を肩か耳の高さまで上げ、次のように唱えます: 「アッラーは、かれを讃美する者の言葉を聞き入れられる。」 イマーム、あるいは単独でサラーを行う者は、立ち上がる際に次のように唱えます:

(رَبَّنَا ولَكَ الحَمْدُ حَمْدًا كَثِيرًا طَيِّبًا مُبَارَكًا فِيهِ مِلْءَ السَّمَواتِ ومِلْءَ الأرضِ، ومِلْءَ ما شِئتَ مِن شيءٍ بَعدُ).

「私たちの主よ、あなたにこそ賞賛あれ。諸天と地を満たし、またそれら以外にあなたの御意のままにある一切をも満たす、この上なく沢山の、素晴らしい、祝福に溢れた賞賛あれ。」8

イマームに従う者である場合は、体を起こす際に「ラッバナー・ワ・ラカルハムド」から前述の最後までを唱えます。尚、イマーム、イマームに従う者、単独でサラーを行う者のそれぞれが更に付け加えるのであれば、

َهْلَ الثَّنَاءِ والْمجْدِ، أَحَقُّ مَا قَالَ العَبْدُ، وكُلُّنَا لَكَ عَبْدٌ: اللَّهُمَّ لَا مَانِعَ لِمَا أعْطَيْتَ، ولَا مُعْطِيَ لِمَا مَنَعْتَ، ولَا يَنْفَعُ ذَا الجَدِّ مِنْكَ الجَدُّ).

「讃美と栄光の主よ、私たち全員がそうであるところのあなたのしもべが(次のように)言う言葉は、至極の真理です:『アッラーよ、あなたがお与えになるものを禁じる者はなく、あなたが禁じられるものを与えられる者はおりません。(現世における)どんな優れた境遇も、あなたの御許での真の幸福を益することはありません。』」9 これは預言者(彼にアッラーの祝福と平安あれ)のハディースによって確証されているため、善いとされます。

また、イマーム、イマームに従う者、そして単独でサラーを行う者のそれぞれは、ルクーゥ前の起立時と同様に両手を胸の上に置くことが推奨されます。これは、ワーイル・ブン・フジュルとサフル・ブン・サアド(彼らにアッラーのご満悦あれ)両名のハディースにおいて、預言者(彼にアッラーの祝福と平安あれ)からそのように伝えられたことが確証されているためです。

9- タクビールを唱えながらサジダ(平伏)します。可能であれば、両手の前に両膝を置きます。もしそれが困難であれば、両膝の前に両手を置きます。両足と両手の指をキブラ(礼拝の方向)に向け、両手の指は揃えて伸ばします。そして、額と鼻、両手、両膝、両足のつま先の7つの部位で体を支えます。そして、「スブハーナ・ラッビヤル・アアラー」(至高なるわが主に栄光あれ)と唱えます。これを3回以上唱えることがスンナ(推奨される行為)です。それと共に、次のように唱えることも望ましいです:

(سُبْحانَكَ اللَّهُمَّ رَبَّنا وبِحَمْدِكَ، اللَّهُمَّ اغْفِرْ لِي).

「私たちの主アッラーの、(あらゆる欠陥や不完全性から遥かに無縁な)崇高さよ。あなたを讃えます。アッラーよ、私(の罪)をお赦し下さい。」 そして、ドゥアーを沢山するのは、預言者(彼にアッラーの祝福と平安あれ)が次のように言われたためです:

(‌أَمَّا ‌الرُّكُوعُ، ‌فَعَظِّمُوا ‌فِيهِ ‌الرَّبَّ، وَأَمَّا السُّجُودُ، فَاجْتَهِدُوا فِي الدُّعَاءِ، فَقَمِنٌ أَنْ يُسْتَجَابَ لَكُمْ).

「立礼においては主を讃えなさい。平伏においては祈りに努めなさい。それは受け入れられるのだから。」10

そして主にこの世とあの世の善を求めます、 サラーが義務であれ任意であれ、両上腕を両脇腹から、腹部を両太腿から、そして両太腿を両ふくらはぎから離し、両腕を地面から上げます。これは預言者(彼にアッラーの祝福と平安あれ)が次のように述べているからです:

(اعْتَدِلُوا في السُّجُودِ، ولَا يَبْسُطْ أحَدُكُمْ ذِرَاعَيْهِ انْبِسَاطَ الكَلْبِ).

「平伏においては姿勢を正し、犬のように両腕を(地面に)伸ばしてはならない。」11

10-タクビールを唱えながら頭を上げ、左足を寝かせその上に座り、右足を立てます。両手は、両腿、両膝の上に置きます。そして、次のように言います:

(رَبِّ اغْفِرْ لِي وَارْحَمْنِي وَاهْدِنِي وَارْزُقْنِي وَعَافِنِي وَاجْبُرْنِي).

「主よ、私を御赦し下さい、私に慈悲をおかけ下さい、私をお導き下さい、私に糧を与えて下さい、私をお守り下さい、私を正して下さい。」12 この座位の姿勢で落ち着いて静止します。

11-「アッラーフ・アクバル」と言いながら2回目のサジダをし、1回目のサジダと同じことをします。

12- タクビールを唱えながら頭を上げ、二つのサジダの間の座り方のように軽く座ります。これは休息の座(ジャルサトゥル・イスティラーハ)と呼ばれ、推奨される行為ですが、行わなくても罪にはなりません。この座り方では、ズィクルやドゥアーは唱えません。それから、もし可能であれば両膝に、困難であれば地面に手をついて、第二ラクアのために立ち上がります。そして、開端章(アル・ファーティハ)とその後にクルアーンの中から容易な箇所を読誦し、第一ラクアで行ったことと同じことを行います。

13- 礼拝がファジュル、金曜日、両イードの礼拝のように二ラクアから成る場合、二回目のサジダから頭を上げた後、右足を立て、左足の上に座ります。右手を右の腿の上に置き、人差し指以外の指をすべて握り、その人差し指でタウヒード(神の唯一性)を示します。また、小指と薬指を握り、親指と中指で輪を作り、人差し指で指し示すのも良いです。なぜなら、預言者(彼にアッラーの祝福と平安あれ)から両方のやり方が伝えられているからです。時にはこちらを、時にはあちらを行うのがより望ましいです。左手は左の腿と膝の上に置きます。そして、この座り方でタシャッフドを唱えます。それは次の通りです:

(التَّحِيَّاتُ للهِ وَالصَّلَوَاتُ وَالطَّيِّبَاتُ، السَّلَامُ عَلَيْكَ أيُّهَا النَّبِيُّ ورَحْمَةُ اللهِ وبَرَكَاتُهُ، السَّلَامُ عَلَيْنَا وَعَلَى عِبَادِ الله الصَّالِحِينَ، أَشْهَدُ أنْ لَا إلَهَ إلَّا الله وأَشْهَدُ أنَّ مُحَمَّدًا عَبْدُهُ ورَسولُهُ).

「全ての讃美と祈りと善きものはアッラーに(捧げられます)。預言者よ、あなたの上に平安とアッラーのご慈悲と祝福がありますように。私たちに、そしてアッラーの敬虔なしもべたちに平安あれ。私はアッラー以外に真に崇拝すべきものは無いことを証言します。そして私はムハンマドがアッラーのしもべであり使徒であることを証言します。」

そして、こう言います:

(اللَّهُمَّ صَلِّ علَى مُحَمَّدٍ وعلَى آلِ مُحَمَّدٍ، كما صَلَّيْتَ علَى إبْرَاهِيمَ وعلَى آلِ إبْرَاهِيمَ؛ إنَّكَ حَمِيدٌ مَجِيدٌ، وَبَارِكْ علَى مُحَمَّدٍ وعلَى آلِ مُحَمَّدٍ، كما بَارَكْتَ علَى إبْرَاهِيمَ وعلَى آلِ إبْرَاهِيمَ؛ إنَّكَ حَمِيدٌ مَجِيدٌ).

「アッラーよ、ムハンマドとその一族に栄誉をお授け下さい。あなたがイブラーヒームとその一族に栄誉をお与えになったように。実にあなたはよく讃美される、栄光高いお方であられます。アッラーよ、ムハンマドとその一族に祝福をお授け下さい。あなたがイブラーヒームとその一族に祝福をお与えになったように。実にあなたはよく讃美される、栄光高いお方であられます。」 13

そして、4つのことからアッラーに御加護を求め、言います:

(اللَّهُمَّ إنِّي أَعُوذُ بِكَ مِن عَذَابِ جَهَنَّمَ، وَمِنْ عَذَابِ القَبْرِ، وَمِنْ فِتْنَةِ المَحْيَا وَالْمَمَاتِ، وَمِنْ شَرِّ فِتْنَةِ المَسِيحِ الدَّجَّالِ).

「アッラーよ、私はあなたに地獄の業火の懲罰と墓の中の懲罰、生と死の試練と偽メシアの試練の悪からのご加護を求めます。」14

それから、現世と来世の善きことから望むことを何でもドゥアーします。そして、その礼拝が義務(ファルド)のものであれ任意(ナワーフィル)のものであれ、自分の両親や他のムスリムたちのためにドゥアーをしても差し支えありません。その根拠となるのは、預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)がイブン・マスウード(彼にアッラーのご満悦あれ)にタシャッフドを教えた際のハディースにある、以下の包括的なお言葉です:

(ثُمَّ ‌لِيَتَخَيَّرْ ‌مِنَ ‌الدُّعَاءِ بَعْدُ أَعْجَبَهُ إِلَيْهِ فَيَدْعُو).

「それから、その後はドゥアーの中から好むものを選択し、ドゥアーします」15

別の言葉では:

(‌ثُمَّ ‌لِيَخْتَرْ ‌مِنَ ‌الْمَسْأَلَةِ ‌مَا ‌شَاءَ) .

「それから、祈願の中から望むものを選びます」16

これは、現世と来世においてしもべを益する、全てのものを包括します。 それから右を向いて、「アッサラームアライクム ワ ラフマトゥッラー」とあいさつします。左にも、同じようにします。

14- 礼拝がマグリブのような3ラカート、またはズフル、アスル、イシャーのような4ラカートである場合、先に述べたタシャッフドを預言者への祈り(彼にアッラーの祝福と平安あれ)と共に唱え、それから立ち上がり、両手を肩または耳の高さまで上げながら「アッラーフ・アクバル」と唱えます。そして前述の通り、両手 (すなわち手)を胸の上に置きます。そして開端章のみを読誦します。ズフルの3、4ラカート目において、時として開端章に加えて他の章句を読誦しても差し支えありません。なぜなら、アブー・サイード (彼にアッラーのご満悦あれ)のハディースにおいて、預言者(彼にアッラーの祝福と平安あれ)がそのように行っていたことを示す証拠があるからです。最初のタシャッフドの後で預言者への祈り(彼にアッラーの祝福と平安あれ)を省略しても差し支えありません。なぜなら、それは最初のタシャッフドにおいて義務ではなく、推奨される行為だからです。それから、マグリブの3ラカート目の後、そしてズフル、アスル、イシャーの4ラカート目の後に、2ラカートの礼拝で述べたようにタシャッフドを唱えます。その後、右と左にタスリームを行います。そして3度アッラーに赦しを請い、それから次のように唱えます:

(اللَّهُمَّ أَنْتَ السَّلَامُ وَمِنْكَ السَّلَامُ، تَبَارَكْتَ يا ذَا الجَلَالِ وَالإِكْرَامِ).

「アッラーよ、あなたこそが平安の主で、平安はあなたからのものです。崇高さと栄誉の主に称えあれ。」17 イマームであるならば、人々の方に向き直る前に、次のように唱えます:

َا إلَهَ إلَّا الله وَحْدَهُ لَا شَرِيكَ لَه، لَهُ المُلْكُ، ولَهُ الحَمْدُ، وَهُوَ عَلَى كُلِّ شَيءٍ قَدِيرٌ، لَا حَوْلَ وَلَا قُوَّةَ إلَّا بالله، اللَّهُمَّ لَا مَانِعَ لِمَا أعْطَيْتَ، ولَا مُعْطِيَ لِمَا مَنَعْتَ، وَلَا يَنْفَعُ ذَا الجَدِّ مِنْكَ الجَدُّ، لَا إلَهَ إلَّا الله، وَلَا نَعْبُدُ إلَّا إيَّاهُ، لَهُ النِّعْمَةُ وَلَهُ الفَضْلُ، وَلَهُ الثَّنَاءُ الحَسَنُ، لَا إلَهَ إلَّا الله مُخْلِصِينَ لَهُ الدِّينَ وَلَو كَرِهَ الكَافِرُونَ).

「いかなる共同者もない、唯一のアッラーの他に真に崇拝すべきものはありません。そしてかれにこそ主権と全ての賛美は属し、かれこそは全能のお方です。アッラーの他に諸事を司り事象を変転させる、 いかなる威力もありません。アッラーよ、あなたがお与えになるものを禁じる者はなく、あなたが禁じられるものを与えられる者はおりません。(現世における)どんな優れた境遇も、あなたの御許での真の幸福を益することはありません。唯一アッラーの他に真に崇拝すべきものはなく、私たちはかれの他にいかなるものも崇拝したりしません。恩恵と潤沢はかれにこそ属し、そしてかれにこそよき誉れがあります。アッラー以外に真に崇拝すべきものはありません。例え不信者たちが忌み嫌おうとも、私たちはアッラーに誠意を尽して仕えます。」18

アッラーを33回讃美し、同様にかれを33回賛美し、同様に彼を33回偉大とし、100回目を満たすために「アッラーの他に神はなし。彼は唯一であり、共同者を持たない。彼にこそ王権は属し、彼にこそ賞賛は属す。そして彼は全てのことに全能である」と言います。そして各礼拝の後に、玉座の節(アーヤト・アル=クルスィー)、「言え、彼はアッラー、唯一なる御方」(純正章)、「言え、黎明の主にご加護を乞い願う」(黎明章)、「言え、人類の主にご加護を乞い願う」(人々章)を読みます。ファジュル(暁)の礼拝とマグリブ(日没)の礼拝の後には、預言者(彼にアッラーの祝福と平安あれ)からのハディースに伝えられているため、これら三つの章を三回繰り返すことが推奨されます。これら全てのズィクル(唱念)はスンナであり、義務ではありません。

全ての男女ムスリムは、ズフル(正午過ぎのサラー)前の4ラクアとその後の2ラクア、マグリブ後の2ラクア、イシャー(夜のサラー)後の2ラクア、そしてファジュル(夜明け前のサラー)前の2ラクアをサラーすることがスンナとされています。合計は12ラクアで、これらのラクアはアッ=ラワーティブと呼ばれます。なぜなら預言者(彼の上にアッラーの祝福と平安あれ)が、定住時にそれらを遵守していたからです。 旅行中においては、彼(アッラーの祝福と平安あれ)はアッ=スナン・アッ=ラワーティブを行いませんでした。ただしファジュルの前の2ラクアとウィトルは例外で、預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は定住中にせよ旅行中にせよ、その両方を守っておられたからです。また、これらのアッ=ラワーティブとウィトルは家で行うのが最善ですが、マスジドで行ったとしても差し支えありません。預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)が次のように仰っているからです:

َفْضَلُ صَلَاةِ المَرْءِ في بَيْتِهِ، إلَّا الصَّلَاةَ المَكْتُوبَةَ).

「男性の最善のサラーは、義務のサラーを除いては、自宅でするそれである。」19

これらのラカートを守り続けることは楽園入りの原因となります。預言者(彼にアッラーの祝福と平安あれ)の次の言葉に拠ります:

(مَنْ صَلَّى اثْنَتَيْ عَشْرَةَ رَكْعَةً فِي يَومٍ وَلَيْلَةٍ، بُنِيَ لَه بِهِنَّ بَيْتٌ فِي الجَنَّةِ).

「一昼夜に十二ラクアを礼拝する者には、それによってジャンナに家が建てられる」20

もしアスル前に4ラクア、マグリブ前に2ラクア、イシャー前に2ラクアを行うならば、それは善いことです。なぜなら、預言者(彼にアッラーの祝福と平安あれ)からそのことを示す確かな伝承があるからです。また、もしズフルの後に4ラクア、その前に4ラクアを行うならば、それも善いことです。預言者(彼にアッラーの祝福と平安あれ)が次のように述べられているからです:

(مَنْ ‌حَافَظَ ‌عَلَى ‌أَرْبَعِ ‌رَكَعَاتٍ ‌قَبْلَ ‌الظُّهْرِ، وَأَرْبَعٍ بَعْدَهَا حَرَّمَهُ اللَّهُ عَلَى النَّارِ).

「ズフル前の4ラクア、およびその後の4ラクアを遵守する者に、アッラーは地獄の業火を禁じられるであろう」21 その意味とは、ズフルの後にアッ=スナン・アッ=ラワーティブに2ラクアを追加するということです。というのも、(ズフルの)アッ=スナン・アッ=ラワーティブは、その前に4ラクア、後に2ラクアだからです。そうして後に2ラクアを追加すれば、ウンム・ハビーバ(彼女にアッラーのご満悦あれ)のハディースで述べられていることが達成されます。

アッラーこそが成功を与え給う御方であり、アブドッラーの息子である私たちの預言者ムハンマドと彼の一族、教友たち、そして審判の日まで彼によく従う者たちにアッラーの祝福と平安がありますように。

 

 

 

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ja395v2.1 - 04/08/2026


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